創業者 CEO


Hanlin Li
李 涵琳

私は中国の沿岸都市で生まれ、中学高校時代に化学と生物学への関心を深めました。海に強い興味を持っていた私は、海洋生物が人の健康に役立つ生物活性化合物を有しているのではないかと考えるようになり、この探究心から大学では海洋科学を専攻しました。

学部在学中には、日本の北海道大学に交換留学生として在籍し、海洋天然物研究に従事しました。海洋生物から生理活性化合物を抽出し、SH-SY5Y神経細胞モデルを用いてステロイド化合物の作用を評価する研究に取り組み、生物学および医薬品研究への関心をさらに強めました。

その後、北海道大学大学院にて海洋微生物学の修士号を取得し、細菌細胞培養技術や抗菌メカニズムに関する研究を行いました。この経験により、微生物学および実験研究における確かな基礎を築きました。

2019年の修了後も日本に留まり、急速な発展を遂げるmRNA技術に触発され、核酸医薬分野へとキャリアを転向しました。協和キリン株式会社(東京)では、mRNAの安定性に関するプロジェクトに従事し、mRNAの合成精製、HPLCおよびLC–MSによる分析評価を担当しました。また、mRNAの純度向上を目的とした酵素的ライゲーション技術についても実務経験を積みました。

その後、Liid Pharmaceuticals(大阪)にて、固相オリゴヌクレオチド合成プラットフォームの立ち上げに携わり、in vitroおよびin vivo研究を支援するため、数千種類に及ぶアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)の合成精製を行いました。

さらに上海へ拠点を移し、Porton Pharma CDMO(中国上海)にてシニアリサーチサイエンティスト兼プロジェクトマネージャーとして勤務しました。ASOsiRNAmRNAプロジェクトを多数リードし、プロセス最適化、不純物管理、ペプチドオリゴヌクレオチドおよび抗体オリゴヌクレオチドを含むコンジュゲーション開発、CMCドキュメント作成、スケールアップ、安定性試験など、開発から製造に至る幅広い業務を担当しました。

日本と中国の両国において、核酸医薬の研究開発およびCDMOプロジェクトマネジメントに携わる中で、海外の開発チームがCDMO選定、コミュニケーションの壁、潜在的な技術リスクに苦慮する場面を数多く目にしてきました。こうした経験を通じて、核酸医薬開発企業の真のニーズと、中国のCDMOCRDMO各社が持つ技術的強みや実務上の特性について、深い理解を培いました。

これらの知見を基に、私はOligolinkを創設しました。Oligolinkは、世界中の核酸医薬開発企業が最適なCDMOCRDMOパートナーを見極め、開発スピードを加速し、製造および実行上のリスクを低減することを支援することを目的としています。